久しぶりのレポートは3年振り二回目の「世界ふしぎ発見!」ロケ、ドイツのバイエルンからです。
「ロマンチック街道」と言えばドイツの観光名所。その中でも日本人に一番人気と言ってほぼ間違いないのが、ルートヴィッヒ2世によるノイシュヴァンシュタイン城でしょう。今回の取材はルートヴィッヒ2世と彼の建造した3つの城が中心でした。
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ノイシュヴァンシュタイン城
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キーム湖で(大塚ディレクターと)
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美しいバイエルン地方の自然と城の撮影となると、心配なのが天候です。ロケ開始前の1週間はすっきりしない
肌寒い天気予報に気を揉みましたが、悪天候が残ったのはロケ初日の午前中のみ。その後は日中33度まで気温が上がり、快晴の日が続きました。しかし、炎天下での撮影は暑くて大変でした。
今回もヘリやフェリー、SLなど乗り物は盛りだくさん。
湖や山、牧歌的な草原、薔薇園などバイエルンの美しい自然も見所です。 |

宮地さんとカメラマンの武内さん
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さて、ノイシュヴァンシュタイン城、リンダーホーフ城、ヘレンキームゼー城の撮影ですが、観光客が多いため撮影条件は開館時間外というのが条件になります。毎日6時前には起床し、早朝に撮影、その後は再度夕方から夜にかけての撮影になりました。
ところが、サッカーのヨーロッパ選手権をドイツが勝ち進んだため、思わぬところで弊害が・・・
「明日の夕方は撮影が出来なくなるかもしれません。どうしてもと言う場合でも19時までが限度です!」
初日に会うなり城担当者にこう告げられます。
「???」(そんな約束はしてないのになぁ? もしやサッカーか!?)
ディレクター氏と相談。
「恐らく、彼はどうしてもサッカーの試合を家に帰ってみたいのでしょう。」
「そうなんですか!順調に撮影が進めば19時までには終わると思いますが・・・」
ノイシュヴァンシュタイン城・居間(武内カメラマン提供)
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そこで、照明機材を城に置かせてもらったり、コンセントの位置をこちらが聞く前に素早く教えてもらったり、
規定の時間前に城の中でセッティングを始めることができたりと、至れり尽くせりのご協力を得られたのは言うまでもありません。
担当者も時間との戦いだったわけです・笑
その日の対トルコ戦がこれまたすごかった!
それ以上に城がすごかった!
皆で「ひぇー、これはすごい!」と感嘆ばかり。
一つの城につき二日当てていたので、じっくり隅々まで鑑賞することができました。ルートヴィッヒ王にまつわる話や城の内装が思った以上に不思議なのです。城の敷地内に人口の洞窟があったり、ダイニングテーブルが昇降機で上下したり。
一体何のためにこのような設備を作ったのでしょうか?と、こちらは7月19日放送の番組を見てのお楽しみ。
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シュタルンベルク湖、ルートヴィッヒ2世に捧げられた十字架
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今回のスタッフは3年前とほぼ同じ。レポーターの宮地眞理子さんとも再会することができました。
幸か不幸かヨーロッパ選手権と撮影時期が重なったこともあり、撮影後ホテルに設置されたスクリーンでスタッフの方とドイツ対トルコ戦を観戦出来たのも良い想い出になりました。
実は今回のドイツでの撮影、中国の地震の影響で急遽スケジュールが変更になったそうです。
皆さん、タイトなスケジュールの中、大変お疲れ様でした!
(真理子)
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